今週は、Lady GagaのHold my handをお送りします。
先週に引き続きLady Gagaの曲をご紹介します。この曲は、現在上映中のTOP GUN -Maverick-のテーマとして映画のために書き下ろされた曲です。前作のTOP GUNの劇場公開年に生まれ、TOP GUNを愛してきたというLady Gaga。この曲に込めた思いを「自分はもう無理かもしれないと感じている人々、私たちはもう無理だと希望を失っている人々のために書きました。自分自身を信じられなくなった時、人生は私に人の思いやりの心を信じることの大切さを教えてくれました。あなたが孤独や悲しみを感じる時、自分自身や周りから隔絶され世界から消えた存在のように感じる時、”私の手を握って”(Hold My Hand)。いつの日か自らの手で自分を救う強ささえあることに気づくかもしれないわ」と綴っています。そして、主人公のMaverick役のトム・クルーズは、「Hold My Hand」が「この映画の心臓の鼓動(heartbeat)」になったと語っています。
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私を必要としているというなら私の手を握ってちょうだい。それだけでいいの。
天の声が聞こえたの。灰色の雲が立ちこめているって。
私をあなたの腕で包んでちょうだい。傷ついたその腕の中に。
その傷を見て、あなたがここに着くのが遅かった理由がわかったわ
私を必要だと言ってくれる?怪我をしているじゃない!
もしもあなたの決心がついたのならば、私はあなたにずっと付いて行くわ。
ずっとあなたのそばを離れないわ
だから今夜は泣いてもいいのよ
でも私の手は離さないでね
涙の最後の一滴まで泣きなさいよ
私はどこにも行かないわ
だから約束して。ずっと私の手を握っていて。
ねぇ、顔をあげて。私の瞳の奥の願いを読み取ってよ。
あなたの中の恐怖だって時間をかければ取り除けるわよ。
今はあなたには見えないかもしれないけれど、私には見えるわ。
あなたの祈りは必ず神様に届くわ。
私はここよ。私の手を握ってよ。
さぞかし怖いでしょうね。痛むんでしょう?
でも、絶対に自分を諦めたらダメよ!
ねぇ私の手を握って。
女の子が話してくれたの。私はまた幸せになれるんですって。
きっと。
天の声が聞こえたの。
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ラブソングは苦手なボクですが、この曲は結構すんなりと訳せました。
TOPGUN(スペース無し。ワンワードです。)は、実在する 米国海軍戦闘機兵器学校のことで、オリジナルの当時はカリフォルニア州サンディエゴ郊外のミラマー海軍基地にありました。現在はネバダ州ファロン海軍航空基地内のアメリカ海軍航空戦開発センターに吸収されています。1年に5回開講(1回につき6週間、12名定員)のエリート戦闘パイロット養成プログラムです。
その昔、サンディエゴをドライブしているうちに間違って、本当に間違ってミラマー基地に迷い込んでしまったことがあります。厳重警戒の入口でMPに促されてUターンしたことがあります。とっても怒られました。
怒られている間も、「おぉぉ!ここがトップガンだ!」ってワクワクしてました。
(ほんのちょっとネタばれ)
今回の映画TOP GUN -Maverick-では、トムクルーズが教官になるわけですが、演習でミッション失敗したときのお説教がホント、ゾクゾクします。
マベリック: 今回の演習でお前の同僚はなぜ死んだんだ?
演習生: 高度300フィートを越えたために敵に発見されミサイルを撃たれました。
マ: そんなことを聞いているんじゃない!同僚はなぜ死ななければならなかったのかと聞いているんだ!
演: 私の対応が遅れたためです。私の責任です。
・・・・申し訳ありません。
マ: そんな説明で家族は納得すると思うか?なぜ事前に予測できなかったんだ?高度を上げれば撃たれるという情報は講義で教えたな?わかっていたのになぜ守らなかった?
演: すみません….
マ: 俺に謝るな!家族に謝ることだろう!
生きるか死ぬかですから、真剣も真剣、本気の本気で準備しなければなりません。
ボクは生きるか死ぬかの勝負の経験はありませんが、何百億円の商売を取るか取られるか、成功させるまでの間のヒリヒリした緊張感を思い出して、このシーンを懐かしくてワクワクしながら見ました。